Good Design

とみ子さんがつくった いいたて雪っ娘マドレーヌ

飯舘村 までい工房美彩恋人

とみ子さんがつくった いいたて雪っ娘マドレーヌ

飯舘村 までい工房美彩恋人

福島県飯舘村・までい工房美彩恋人の渡邊とみ子さんが愛情をたっぷり注いでつくったかぼちゃ「いいたて雪っ娘」。そんな「いいたて雪っ娘」のかぼちゃペーストをたっぷりと使用した堅焼きのマドレーヌです。白く輝く薄皮に包まれた、艷やかで色濃い黄色の果肉。ほっくりした食感と、やさしく濃厚な甘さをご堪能ください。

内容量:2個
販売価格(税込):390円
ご購入はこちら

までい工房美彩恋人さんのご紹介

30年の時間をかけ誕生した雪っ娘かぼちゃ

白く輝く薄皮の中にぎっしりと詰まった色濃い黄色の果肉。他のかぼちゃとはまるで別物のようなぽくぽくしっとりとした食感と優しい甘み。飯館村で生まれたオリジナル品種のかぼちゃ「いいたて雪っ娘かぼちゃ」が生まれたのは30年近く前に遡ります。
「雪っ娘かぼちゃは、飯舘村で農業高校の教師をしていた菅野元一先生が長年品種改良を重ね、丹精込めて育ててきたかぼちゃです。このかぼちゃを村の特産品にしようと研究会を立ち上げ、『雪っ娘かぼちゃ』の名前で全面的に打ち出そうとした矢先に震災が起き、避難生活を余儀なくされました」。までい工房の代表を務める渡邊とみ子さんは当時をこう振り返ります。

までい工房美彩恋人の渡邊とみ子さん。

絶滅の危機を乗り越えて

避難生活の混乱の中で、「雪っ娘かぼちゃ」は一時、絶滅の危機を迎えたこともあったといいます。
「避難先で植えた種がカラスに全部食べられてしまいました。予備のそのまた予備として残ったわずかな種をつなぐことで、何とか残すことができたんです」。
そうした苦労を乗り越えてきただけに渡邊さんにとって「雪っ娘かぼちゃ」はまさに娘同然の存在!ブランドとしての品質を維持するためにも様々なこだわりがあるそうです。

「雪っ娘かぼちゃ」は雪っ娘の名にふさわしい美しい白皮のかぼちゃ。果肉は鮮やかなオレンジ色をしています。

雪っ娘かぼちゃへの愛情は誰にも負けない!

「未熟な物や色が悪いものは集荷したくありません。また、ただ種を買って育てればよいわけではないので、今でも収穫したかぼちゃの種を菅野先生に渡し、先生から新しい種を購入しています。おかげさまで雪っ娘かぼちゃの生産者も増えてきましたが、全てを自分の目でチェックし、ひとつひとつぴかぴかに磨いて出荷しています。雪っ娘かぼちゃへの愛情は誰にも負けません!」。雪っ娘かぼちゃへのこだわりをこう話す渡邊さん。
その甲斐あって今では「雪っ娘かぼちゃ」を応援するファンも全国に増え、ボランティアとして集まるほどに。愛情込めて育てた「雪っ娘かぼちゃ」が人と地域を繋いでいることに渡邊さんは大きな喜びを感じています。

“までい”の想いが込められたマドレーヌ

もちろん、こうしたこだわりと愛情は、までい工房が開発したマドレーヌをはじめとする商品にも表れています。
「雪っ娘かぼちゃは裏ごしすればほとんど残らないほど繊維質が少ないので、お菓子やスープに加工するのにもぴったり。素材の良さをそのまま伝えたかったので、このマドレーヌには余計な添加物は極力使っていません。色も甘さも雪っ娘かぼちゃそのままのものです!飯館村という小さな村にこんなにスゴいかぼちゃがあるんだということや、そのかぼちゃが丁寧に手間ひまかけて作られていることを知ってもらいたいですね」。
までい工房の由来でもある“までい”とは、この地域の方言で「ゆっくり」「丁寧」「手間ひま惜しまず」という意味。福の小みやげのマドレーヌからも確かに“までい”の想いが感じ取れるはずです。

雪っ娘かぼちゃのマドレーヌ。

「雪っ娘かぼちゃはまるで娘のよう」と語る渡邊さん。雪っ娘かぼちゃへの愛情がとても伝わってきました。

 

までい工房美彩恋人

飯舘村で生まれたオリジナル品種のかぼちゃ「いいたて雪っ娘」を、原発災害による避難先の福島市で自ら種を繋ぎ生産し、避難解除後は飯舘村の圃場でも生産開始をしてます。多くの方の手によって大切に育まれてきた「いいたて雪っ娘」を使ったお菓子やカレー、スープなどの加工品を販売しています。

〒960-2156 福島県福島市荒井金剛内31
https://www.iitate-yukikko.fukushima.jp/

オンラインショップ