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たばこ煎餅

田村市(旧船引町) たまのや

たばこ煎餅

田村市(旧船引町) たまのや

かつて全国一の生産量を誇った船引町の名産「葉たばこ」を謹製にした商品です。葉っぱの形の煎餅は、たばこの葉がモチーフ。新鮮なバター、鶏卵、はちみつを使用し、1枚1枚心を込めて手焼きしています。パリッとした食感、昔懐かしい素朴な味わいは、お子さんからお年寄りまでお楽しみいただける味わいです。 ※たばこの成分は含まれておりません。安心してお召し上がりください。

内容量:2枚入り×2
販売価格(税込):270円
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たまのやさんのご紹介

地元に愛され続けて100年

田村市船引町の駅前で100年続く「たまのや」。長年地元で愛され続ける町のお菓子屋さんです。3代目の渡邊紀彦さんにお店のこだわりを尋ねると、こんな言葉が返ってきました。
「こだわりを聞かれてもただ長いだけで何にも特別なことはやってないんだけど、この辺りでこれだけ続いているお菓子屋って他にはあまりないから、支えてくれた地元の人には本当に感謝だよね」。
実は渡邉さんは若い頃ケーキ店で働いていた経歴の持ち主。店を継ぐために地元に戻ってからは和洋両方のお菓子を作っていたこともあるそうです。ケーキ屋出身の名残からくるラムレーズンのどら焼きなど、どこか洋を感じる商品が多いのもお店の特徴です。

たまのや3代目の渡邊紀彦さん。

“たばこの町”の歴史をお菓子で残す

そんな「たまのや」の看板商品が、かつて全国一の生産量を誇ったたばこの葉をモチーフにした「たばこ煎餅」です。
「この辺りは昔日本一のたばこの産地だったんだ。今ではほとんど残ってないけど町の至る所にたばこ畑があってね。この町とは切っても切れないたばこの葉っぱをモチーフにしたお菓子を親父が考えたのが始まりだね。最近だとたばこの葉っぱの形を知らない人も多いと思うし、中には“たばこ”とつくだけで良い顔をしない人もいるけど、長年たばこにお世話になってきたん町なんだから、その歴史を残さなきゃという想いは強いね」。
他の商品は入れ替わったり新しいものを作ったりしてきた中、50年前から唯一残っているのが「たばこ煎餅」なのだそうです。

船引町の歴史を物語る、たばこの葉をモチーフにした「たばこ煎餅」。

渡邉さんのパートナー、文子さん。お菓子はもちろん、パッケージデザインも試行錯誤しているそう。

素朴だからこそ長く愛される

小麦粉にバター、ハチミツ、卵とシンプルな材料から作られる「たばこ煎餅」に対して、
「特徴なんてものは特にないけど強いて挙げれば素朴さになるのかな」と、渡邉さん。実は細かい配合を教わる前に先代が急に亡くなってしまったそうです。
「私の代になって味は変わったのかもしれないけど、素朴ってところは一緒だと思う。でも、だからこそ長く続いているのかもしれないね。爆発的には売れなくても、地道に50年続くお菓子を作るってすごいことだと思うね」。
子どもたちのおやつとしてはもちろん、「口どけが良いからこれなら食べれる」と食欲がないお年寄りからも人気だという「たばこ煎餅」は地元の人にとってソウルフードのような存在なのかもしれません。

販売当初のパッケージを福の小みやげに

福の小みやげの「たばこ煎餅」のパッケージは、50年前に初めてつくられた時と同じものを採用しています。お店では別な包装で販売していたといいますが、実は最近になって再び戻したそうです。
「昔の方が良かったという声も多くてさ。パッケージからもたばこ煎餅の素朴さが感じられるのかもしれないね。うちはどこにでもあるお菓子屋。地域密着で手一杯だけど、こんな風に続けてきたからこそ、こうして取り上げてもらえたのかもしれないと思うとありがたいよね」と渡邉さん。
地元で長年愛されてきた「たばこ煎餅」は、知る人ぞ知る福島の面白い田舎の品物を伝えたい福の小みやげに打ってつけのひと品です。

渡邉さんのこだわりが詰まったたまのやの商品たち。たばこ煎餅の他にも、定番の饅頭やどら焼き、季節限定のお菓子など種類が豊富です。

 

玉野屋菓子舗

船引町の地域の伝統と文化に根ざし、職人の技と味が造り出す四季折々のこだわりの御菓子の数々を是非お楽しみください。

〒963-4312 福島県田村市船引町船引字畑添116

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