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おでんがくみそ(柚子・ネギ・ニンニク・唐辛子)

広野町 ワークセンターさくら

おでんがくみそ(柚子・ネギ・ニンニク・唐辛子)

広野町 ワークセンターさくら

小さなお鍋でゆっくりじっくり煮詰めた、口当たりの良い手づくり田楽味噌です。味は柚子・ネギ・ニンニク・唐辛子の4種類。定番のおでんや田楽に、いつもの唐揚げや野菜に、ささっとかけてお召し上がりください。

内容量:各150g
販売価格(税込):各486円
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ワークセンターさくらさんのご紹介

開所以来続けてきた福島の食材へのこだわり

双葉郡広野町にあるワークセンターさくら。一般の企業では働くことが難しい知的障がいを抱えた方たちに働く場を提供し、ステップアップのための支援を続けている通所施設です。施設内の作業所には、真剣な表情で加工味噌づくりに向き合う利用者さんたちの姿がありました。
「加工味噌の製造はワークセンターさくらが2006年に富岡町で開所して以来、途切れることなく続けてきたものです。震災後は一時県外に避難したこともありましたが、その時でも味噌だけは会津のものを取り寄せて作っていました。福島の食材を使うことがこだわりです」と主任職業指導員の小椋冬樹さん。

ワークセンターさくらの大竹裕之さん(左)、小椋冬樹さん(右)。

入所者が主体となって行う味噌づくり

ワークセンターさくらが作る加工味噌のもうひとつの特徴は、味噌の配合から練り方、袋詰めまで全ての工程を利用者さんたちが主体となって行っていること。作業の様子を見学させてもらうと、二人一組で息を合わせて味噌を練る方や、慣れた手つきで材料を配合する方など、手際の良さに驚かされました。
「私たちスタッフはあくまで見守るだけ。利用者さんたちの集中力は本当にすごくて、安心して任せることができますね。配合を担当している方は1グラム単位の微妙な量の違いも瞬時に見抜きますし、味噌を練る動きも熟練の職人顔負けです」。間近に作業を見ている指導員の大竹裕之さんもその仕事ぶりを高く評価しています。

味噌づくりを担当する利用者の皆さん。

息のあったコンビネーションで味噌を練り上げています。中々の力作業です。

食べ方の具体的な提案で、美味しさのイメージを伝える

こうして作り出されるワークセンターさくらの加工味噌は、「専門店にも引けを取らない!」とその美味しさも大好評。地元のスーパーや道の駅など様々な場所で販売されています。さらに福の小みやげに選ばれたことで、食べ方を提案するきっかけになったという小椋さん。
「小みやげ用にパッケージを変えたことで『おでんやでんがくに合う味噌なんだ』と買った方がすぐにイメージしやすくなったと思います。4種類の味があって、実はおでんやでんがくの他にも、ゆずならうちで作っている刺身こんにゃくにも良く合いますし、ねぎは納豆に入れても絶品ですよ」。障がい者を支援するためのノウハウはあったものの、その商品をどうPRすればいいかが分からなかったワークセンターさくらにとって、福の小みやげが新しい商品開発の契機となっているようです。

福の小みやげ「おでんがくみそ」。4種類の商品を統一した顔つきに。

障がい者と社会を繋ぐ加工味噌づくり

障がいを持った方が働く場の中でも、味噌づくりを行っているところはあまり多くないといいます。その中で今後は福島らしさを打ち出せる商品として、地元浜通りの地域食材を使った新商品を考案中というワークセンターさくら。
『「障がいを抱えた人を応援したいから」「単純に商品に興味を持ったから」きっかけはどちらだとしても一人でも多くの人の手に取ってもらいたいですね』(大竹さん)
「商品の売り上げが伸びることは入所者さんたちの生活を潤すことにも直結します。また、それ以上に注文が増えることで『みんなでがんばっぺ!』とモチベーションUPにもつながっています」(小椋さん)
私たちの食卓を美味しく彩る加工味噌は、障がいを抱えた方と社会を繋ぐ架け橋にもなっています。

ワークセンターさくらで作られた商品たち。

 

ワークセンターさくら

私たちワークセンターさくらは知的障害をもった方への自立支援活動として働く場を提供しています。 おでんがくみそは当施設の利用者の方が丁寧に丹精を込め、一つひとつ手造りで仕上げております。いろいろなものと合わせてお楽しみください。

〒979-0402 福島県双葉郡広野町大字下北迫字東町203-1-4
http://www.yuaikai.net/facilities/sakura

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