川俣シャモパス
川俣シャモパス
川俣シャモを使用した一口サイズのカルパスです。川俣シャモの粗挽肉を使用しスパイスと他の具材を練り込みじっくりと乾燥、薫製しました。地鶏ならではのあっさりした旨みと心地よいスパイス香でお酒がひときわ美味しく感じます。もちろんお子様のおやつにも。細かくカットしてサラダのトッピングにもおすすめです。
販売価格(税込):495円(参考価格)
川俣町農業振興公社さんのご紹介
弱点を克服するために品種改良を重ねる
昔ながらの庭先で飼われていた鶏を思い出させるような筋肉質な弾力感と力強い旨みが特徴の川俣シャモ。町内の飲食店では親子丼やシャモ鍋など、様々なシャモ料理が楽しめる他、県外の有名店からも数多くのご指名を受けている福島を代表するブランド地鶏です。今でこそ町を代表する名産品へと成長した川俣シャモですが、現在の肉質にたどり着くまでには様々な苦労があったそうです。
「川俣シャモの品種改良が始まったのは今から30年以上前のこと。当時の町長が料亭で食べた水炊きに感銘を受け、町で飼われていたシャモで町おこしができないかと考えたのがきっかけでした。ただ、当時のシャモは旨みはあったものの硬さがあり、焼き物に向かないという弱点があったそうです。旨みを残しながら肉質の硬さを克服するために品種改良を重ね、試行錯誤の末に完成したのが現在の川俣シャモです」。
豊富な商品開発で川俣シャモを町の名産に
こうして誕生した川俣シャモですが、町の名産にするには販売先を増やしていく必要があったといいます。そこで次に取り組んだのが商品開発。とはいえここでも一筋縄ではいかなかったと川俣町農業振興公社の渡辺良一さん。
「せっかく美味しい川俣シャモができても生肉だけでは売り先が限られてしまいます。でも、常温でも保存がきく商品を作ろうとすると今度は川俣シャモらしさが出しにくくなってしまう…。そのバランスを取りながらできるだけ川俣シャモの美味しさを引き出すことに苦労しました」。
レトルトカレーにスモークチキン、焼き鳥などこれまでに渡辺さんたちが開発してきた川俣シャモ商品は実に多彩。中でも渡辺さんイチオシは「鍋にしても絶品ですし、ラーメンのスープとしても最高です。川俣シャモは旨みが強いので出汁との相性がいいんですよね」。という、川俣シャモの濃縮スープ。なるほど、お話だけでも美味しいのが想像できます!
シャモパスに込めたこだわりと期待
「シャモパス」もそうした川俣シャモの商品開発の一環として生まれたひと品。福の小みやげにするにあたり、大きさをひと口サイズに変更し、川俣シャモの名前が入った遊び心のあるパッケージデザインにもこだわったそうです。もちろん味にだって一切妥協は見られません。
「豚や牛で作る一般的なカルパスと比べると色も薄く、後味もさっぱり。クセもないのでお酒のおつまみからお子さんのおやつまで幅広く楽しんでもらえると思います」。川俣シャモを知ってもらうきっかけになってもらえたら嬉しいと、渡辺さんも期待を寄せています。
地元から川俣シャモを盛り上げる
福島県内ではだいぶ知名度が浸透してきた川俣シャモですが、地元の人でもまだまだ食べたことがない人もいるのが現状。もっと身近に川俣シャモの美味しさを知ってもらおうと、様々な取り組みを行っているそうです。中でも年に2回川俣町と福島市で開催されているシャモ祭りは、様々な飲食店のシャモ料理が味わえたり世界一長い川俣シャモの丸焼きに挑戦したりと、毎回大盛況のイベント。また、学校給食に川俣シャモを提供するなど、幼いうちから地元の名産に触れる機会を増やすことにも力を入れています。
最後に福の小みやげを通して伝えたい思いを渡辺さんはこう話します。
「シャモパスをきっかけに川俣シャモを知ってくれた方が、いつか川俣町に足を運んでもらって直接食べてもらえたら。そのためにできることは何でもやっていきたいです!」
株式会社川俣町農業振興公社
川俣シャモは、絹の町「川俣」で、絹織物で財を得た絹長者の軍鶏遊びとして飼われていた軍鶏が、いつしか「お客様へのおもてなし」となって、世の中に広まってきたものです。その魅力は、脂っぽくないのに深みのあるコク、固すぎず柔らかすぎない適度な弾力の肉質です。噛めば噛むほど、肉の中に閉じ込められた、鶏本来の旨味がお口の中に広がります。なお、当社は、川俣シャモの販売を行っている唯一の企業です。
〒960-1402 福島県伊達郡川俣町小綱木字泡吹地8
https://www.kawamata-shamo.com/