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お米農家 稲福さんちの甘酒(プレーン・もちきび)

田村市 福福堂

お米農家 稲福さんちの甘酒(プレーン・もちきび)

田村市 福福堂

福島県田村市産米を、福島県で麹を作り続けて100年以上の「糀和田屋」で製麹し、田村市産米と一緒にじっくり12時間以上かけて発酵させ濃厚に仕上げた甘酒です。栄養ドリンク代わりにも、体も心もホッとする1杯の甘酒タイムを。無加糖・無添加・ノンアルコールです。

内容量:100g
販売価格(税込):378円
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福福堂さんのご紹介

六次化商品で福島の農産物に付加価値を

福福堂の代表を務める稲福由梨さんは、元々東京で管理栄養士として小学校の給食を作る仕事をしていたという経歴の持ち主。2009年に参加した農業体験で今のご主人と出会い、2011年に結婚、翌年に福島に移住しました。
「当時は原発事故や風評被害の影響で収穫した米の価格は大幅に下落、ブルーベリーは出荷制限がかかってしまいました。福島の農業は今までと同じやり方ではやっていけないと感じましたね。そんな時に農家仲間から、ブルーベリーをジャムにしたいけどできる場所がないという声を聞いたんです。管理栄養士の経験を活かした六次化商品で、福島の農産物に付加価値をつけられないかと、小さな加工場を立ち上げたのが福福堂の始まりです」。当時の心境と福福堂立ち上げの経緯をこう振り返る稲福さん。

福福堂の稲福由梨さん。

心と体が喜ぶ、福島の美味しいものを作りたい

無農薬・無化学肥料栽培が稲福さんの農業のモットー。六次化商品も同様で、心と体が喜ぶ商品を作っているといいます。また、原材料にもこだわりが。
「自分たちでまかなえない原材料はできるだけ福島産のものを、それでも無理な場合は国内産のものを使っています。福島の美味しいものを知ってもらいたいという気持ちが強いですね」。
ブルーベリージャムからスタートし、主力商品となっている黒米の甘酒やご主人の出身地である沖縄に着想を得たえごま豚味噌など、これまでに様々な商品を手掛けてきました。また、福福堂立ち上げのきっかけとなった受託加工も同時に続け、地域の農業の活性化にも一役買っています。

麹と米だけでつくる優しい甘酒

精力的に六次化商品を開発してきた稲福さんですが、管理栄養士の資格はあるとはいえ、甘酒づくりは全くの未経験。県の支援機関のハイテクプラザで作り方を一から学び、納得できる配合を見つけるまで何度も試作を繰り返したそうです。
「砂糖は一切使わず材料は麹と米だけ!お子さんからお年寄りまで安心して食べることができます。濃縮タイプなので好きな甘さに調節して楽しんでください。甘酒を通して福島のお米の美味しさや未来に向かって頑張る姿勢が伝われば嬉しいです」。

甘酒は優しい自然な甘さが特徴。「飲む点滴」と呼ばれるほどに栄養価にも優れています。

福福堂の商品には、稲福さんが育てた黒米を使った黒米甘酒も!

福福堂の究極目標とは!?

そんな稲福さんの夢は農家民宿をつくることだといいます。
「私自身、農業体験がきっかけで今こうして福島で楽しく暮らしています。県内外の人が気軽に農業体験ができるだけでなく、えごまや黒米などふだんあまり料理に使わない食材の美味しい食べ方の提案までできるような農家民宿です。美味しいものを食べると誰もが幸せを感じますよね。みんなに福を届けて幸せな気持ちになってもらえるモノや場所をつくっていくことが福福堂の究極目標です!」
農業に六次化商品づくりに子育てにと、忙しい日々を過ごしている稲福さん。未来を明るく見据えたその言葉からも、充実した様子が伝わってきます。

取材日は、第二子の融和(ゆうわ)くんも一緒に取材を受けてくれました!

福福堂

福島から食・農を通して「福」(幸せ)を届けたいという想いから平成25年に創業。あぶくま高原地で、農薬や化学肥料を使わずに作物を育て、自社加工し、6次化商品を製造・販売しています。原材料は、地場産物を中心に副材料も国産にこだわり、素材の味を生かすため、「添加物は極力使わずに、材料はシンプルに。」がモットー。安心・安全で体に良い物を皆さまの食卓へお届けしたいという想いで取り組んでいます。

〒963-3602 福島県田村市滝根町神俣入新田156
https://www.facebook.com/fukufukudou/

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