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和栗のしぶ皮煮(季節限定/数量限定)

川内村 DANONY

和栗のしぶ皮煮(季節限定/数量限定)

川内村 DANONY

国産の良質な和栗をラム酒と砂糖だけでじっくりと煮詰めました。添加物・保存料を一切使わず栗本来の味わいを大切に仕上げた一品です。上品な甘さはコーヒーや紅茶にぴったり。また、ヨーグルトに入れて朝食に、マフィンやパウンドケーキ、マロンクリームなどスイーツへのアレンジも。渋皮煮のシロップはゼラチンを入れてゼリーとしてもお楽しみいただけます。

内容量:2粒
販売価格(税込):594円
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DANONYさんのご紹介

カフェの人気メニューが福の小みやげに

川内村で生まれ育ち、震災前は村で唯一のカフェを営業していた井出裕子さん。震災でカフェは休業せざるを得なくなったものの、カフェの時と同じ「DANONY」の名前でお菓子づくりを続けています。福の小みやげに選ばれた和栗のしぶ皮煮は元々、カフェ時代から評判だったメニュー。そのこだわりについてたずねてみるとこんな答えが返ってきました。
「私としては特別こだわってるつもりはないんですが、知り合いの栗農家さんのお家の栗じゃないと作りたくないかな。だからその農家さんで栗が採れなければしぶ皮煮もできません。いろんな種類の栗を植えているので味も均一ではないですが、それも手作りならではの良さだと思って楽しんでほしいですね」。

DANONYの井出裕子さん。

美味しさの秘訣は手間ひまを惜しまないこと

こだわりは特にないと話す井出さんですが、和栗のしぶ皮煮づくりには大変な労力を要するといいます。
「栗の一番外側の鬼皮を剥いて、何度もあく抜きをして、お砂糖とラム酒で味付けをする…。しぶ皮煮づくりってとんでもなく手間がかかるんです!おまけに柔らかく煮ようとするとすぐに崩れてしまいます。特に福の小みやげでは一番大きいサイズのものを使っているから余計に大変(笑)。だからといって大きさや柔らかさを妥協してしまってはやっぱり美味しくできないし、もう一度買ってもらえないと思うんです」
シンプルだからこそ差が出るしぶ皮煮。美味しさの裏側には井出さんの手間ひまを惜しまないものづくりへの真摯な姿勢が伺えます。

たくさんの人にしぶ皮煮を知ってもらいたい

福の小みやげに選ばれたことによって、これまで地元の人しか知らなかった和栗のしぶ皮煮をたくさんの人に知ってもらうきっかけになったという井出さん。
「この間は物産館で見かけたと大阪の方から問い合わせをいただいて驚きました。一人でつくっているので生産量を増やしたり新しいものをつくったりするのは難しい状況ですが、できるだけたくさんの人に手に取ってもらえるようになればいいですね」。

福の小みやげ「和栗のしぶ皮煮」。大粒な栗と上品なシロップの色味が特徴です。

一年で10日間しか作れない特別感も魅力

実は、現在の「DANONY」の主力商品は川内村産の素材にこだわった柏餅。もち米とうるち米をブレンドした生地の美味しさや丸い形をギョーザのように半分に包んだ形が特徴で、村内のスーパーやコンビニではお馴染みの商品となっています。もちろん、全て井出さんの手づくり!特にこしあんが人気だといいます。手間ひまかかる和栗のしぶ皮煮を作るには、主力商品である柏餅を中断しなければならないため、年間でも10日間ほどしか作ることができないのだとか。そうした特別感に想いを馳せてみれば、ほろりとほどける大粒の和栗がひときわ美味しく感じられそうです。

井出さんの名刺には「川内村の柏餅屋」の文字と、美味しそうな柏餅の図案が。柏餅は川内村の複合商業施設「YO-TASHI(ヨウタシ)」などで購入可能です

井出さんの笑顔は、太陽のようにエネルギッシュ!

DANONY

緑溢れる水源の郷、川内村にちいさなカフェがありました。川内村のおいしいものを使ってつくったおいしいお菓子や料理がありました。みんなが笑顔でゆっくりとコーヒーを飲める日まで、カフェはおやすみいたします。(東日本大震災による崖崩れによって、カフェ・ダノニーは店舗が半壊となる被害を受けました。現在カフェの建物はございません)

〒979-1201 福島県双葉郡川内村大字上川内字町分230
http://www.danony.jp/

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